投資を始めるとき、自分のリスク許容度を知っておくことも大切です。
とはいえ、リスク許容度とは何か、的確にこたえるのはむつかしいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この記事では、リスク許容度とは何か、そして、自分のリスク許容度の決め方について、わかりやすくお話ししていきます。
リスク許容度って何?
まず、リスク許容度とは何か。
かんたんに言うと、「投資でどれくらいの損失まで我慢できるか」ということですね。
例えば、10万円を投資したとしましょう。
それが8万円になっても平気な人もいれば、9万5千円になっただけでもドキドキしてしまう人がいますよね。
この「どこまで我慢できるか」の度合いが、リスク許容度です。
投資には必ずリスクがつきものです。
でも、リスクが高いほど、大きな利益をえられる可能性も高くなります。
だから、自分がどれくらいのリスクまで受け入れられるかを知っておくことが大切なんです。
リスク許容度の決め方
では、どうやって自分のリスク許容度を決めればいいのでしょうか?
いくつかのポイントがありますので、順番に見ていきましょう。
年齢
若い人ほど、リスクを取りやすいと言われています。
なぜなら、失敗しても取り返す時間がたくさんあるからです。
逆に、年齢が高くなるほど、安定した運用を心がける傾向があります。
収入と資産
安定した収入がある人や、十分な貯金がある人は、比較的高いリスクを取ることができます。
万が一損失が出ても、生活に大きな影響がないからです。
投資をはじめるまえに、6か月分の生活費ていどの余裕資金は確保しておきましょう!
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家族構成
独身の人と、家族を養っている人では、リスク許容度が変わってきます。
家族がいる場合は、より慎重になる傾向があります。
投資の目的
投資できる期間がみじかい場合は、リスクを抑えめにする必要があります。
失敗した場合に、巻き返すのがむつかしいからです。
一方、若い方の老後の資金作りなど、長期的な目的なら、挽回する時間があるため、多少のリスクを取ることもできます。
性格
生まれつきの性格も関係します。
慎重な性格の人は、リスク許容度が低めになりがちです。
これらのポイントを考慮して、自分のリスク許容度を決めていきましょう。
リスク許容度の計算方法
リスク許容度を数値化するかんたんな方法のひとつをご紹介します。
これは、あくまで目安です。
でも、自分のリスク許容度を考える参考にはなるのではないでしょうか。
- 年齢ポイント:
100 – 自分の年齢 = ポイント
(例:30歳なら、100 – 30 = 70ポイント) - 収入ポイント:
年収(万円)÷ 100 = ポイント
(例:年収300万円なら、300 ÷ 100 = 3ポイント) - 資産ポイント:
金融資産(万円)÷ 100 = ポイント
(例:貯金500万円なら、500 ÷ 100 = 5ポイント) - 家族ポイント:
独身:5ポイント
既婚(子供なし):3ポイント
既婚(子供あり):1ポイント - 性格ポイント:
積極的:5ポイント
普通:3ポイント
慎重:1ポイント
これらのポイントを全部足して、合計を出します。合計ポイントが:
80以上:積極的な投資が可能
60〜79:やや積極的な投資が可能
40〜59:バランスの取れた投資が適切
20〜39:やや保守的な投資が望ましい
20未満:非常に保守的な投資を心がける
例えば、30歳で年収300万円、貯金500万円、既婚で子供がいて、性格は普通という人の場合:
年齢ポイント:70
収入ポイント:3
資産ポイント:5
家族ポイント:1
性格ポイント:3
合計は、82ポイントになるので、積極的な投資が可能というリスク許容度になります。
ただし、これはあくまで目安です。
実際に投資を始めるときは、自分の気持ちと相談しながら、慎重に判断することが大切です。
まとめ
投資をはじめる前に、自分のリスク許容度を知っておくことは、とても大切です。
でも、難しく考えすぎる必要はありません。
今現在の自分の状況や気持ちにあわせて、少しずつ投資の世界に触れていけばいいんです。
最初は少額から始めて、徐々に慣れていくのがおすすめです。
そして、定期的に自分のリスク許容度を見直すことも忘れずに。
人生の状況が変われば、リスク許容度も変わっていきます。
投資の世界は広くて奥深いですが、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。
着実に成長していきましょう!
参考URL:
https://life.saisoncard.co.jp/money/assets/post/c2389/
https://moneycanvas.bk.mufg.jp/know/column/7ZCWBYKY6U3GyE3/
https://www.fidelity.jp/fund-guide/portfolio-creation-tool/planning/
https://www.shiruporuto.jp/public/document/container/choiyomi/choiyomi021.html