配当金は、企業が株主さんに利益の一部を分配するお金。
でも、このうれしいお金にも、基本的には税金がかかります。
この記事では、配当金にかかる税金について、わかりやすくお話ししていきますね。
配当金に税金はかかるの?
基本的に、配当金には税金がかかります。
「基本的に」というのは、例外もあるからです。
たとえば、新NISA制度の成長枠内で購入した商品から得られる配当金は非課税なんです。
でも、課税されるばあいに、どのくらいの税金がかかるのか、いっしょに見ていきましょう。
これは、所得税と復興特別所得税で15.315%、それに住民税5%を合わせた金額になります。
ちょっと難しい言葉が出てきましたが、要するに配当金の約5分の1が税金として引かれるんですね。
例えば、配当金が10,000円だった場合には、税金は約2,032円。
手元に残るのは7,968円となりです。
いつ、どうやって税金を払うの?
配当金の税金は、配当金が支払われるときに、自動的に差し引かれます。
これが「源泉徴収」ですね。
つまり、10,000円の配当金の場合、最初から税金が引かれた7,968円が、わたしたちの口座に入ってきます。
便利ですね。
確定申告は必要?
基本的には、配当金の税金について確定申告をする必要はありません。
でも、確定申告をすることで、ケースによっては、税金が戻ってくることもあります。
これが「還付」ですね。
例えば、株式の売買で損失が出ている場合、その損失と配当金の利益を相殺できることがあります。
こういった場合は、確定申告をすることで税金が戻ってくる可能性があるんですね。
新NISA枠で購入した商品の配当金は非課税?
新NISAについては、よくご存じでしょうか?
これは、少額投資非課税制度のことで、一定の枠内で投資した場合には、非課税(税金がかからない)になる制度なんです。
新NISA枠で購入した商品の配当金は、基本的に非課税になります。
つまり、20.315%の税金がかからないんです。
これはとってもうれしいことですよね!
まとめ
最後に、ポイントをおさらいしましょう。
- 配当金には基本的に20.315%の税金がかかります。
- 税金は源泉徴収される(自動的に差し引かれる)ので、自分で払う必要はありません。
- 通常は確定申告の必要はありませんが、場合によっては税金が還付されることもあります。
- 新NISA枠で購入した商品の配当金は、基本的に非課税です。
投資の世界は、むつかしげな言葉が多くて、最初はむつかしく感じるかもしれません。
でも、ひとつずつ知っていけば、大丈夫。
誰でも最初は初心者です。
いきなりホームランを狙わず、一歩ずつ成長していきましょう!
参考URL:
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1330.htm
https://www.nikkoam.com/products/etf/we-love-etf/kihon/kihon29
https://faq.nomura.co.jp/app/answers/detail/a_id/390/~/配当金に対する税金を教えてください。
https://kabu.com/investment/guide/syoukenzeisei/tokutei/pltogether.html