投資を始めようと思っているけど、ETFと投資信託の違いがよくわからないという方も多いのではないでしょうか?
この記事では、ETFと投資信託(インデックスファンド)の違いについて、わかりやすくお話ししていきます。
ETFって何?投資信託との違いは?
まず、投資信託には、いろいろな種類があります。
そして、ETFも投資信託の一種です。
でも、一般的に投資信託と呼ばれるのは、インデックスファンド。
インデックスファンドは、市場全体の動きを表す代表的な指数に連動した成果を目指す投資信託で、証券会社や銀行などで購入できます。
(この記事の中では、インデックスファンドを「投資信託」として執筆します。)
そして、ETFは「上場投資信託(Exchange Traded Funds)」の略で、取引所に上場しているため、金融商品取引所の取引時間内に、証券会社を通じて取引されます。
ETFは、証券会社のみで購入可能です。
どちらも、複数の銘柄に分散投資できるという点では似ていますが、いくつか大きな違いがあります。
ひとつずつ、確認してみましょう。
1. 取引方法の違い
ETFは、株式と同じように、市場の動きを見ながらリアルタイムで売買できます。
取引所の取引時間内であれば、「今この価格で買いたい!」と思ったら、すぐに注文できるんです。
注文を出しても、実際の価格がわかるのは翌日になることも多いです。
2. コストの違い
ETFは、一般的に投資信託よりも運用コストが低いことが多いです。
これは、ETFが指数に連動するように設計されていて、運用者があまり介入しないからです。
投資信託は、プロの運用者が積極的に銘柄を選んだりするので、その分コストがかかることが多いんですね。
3. 購入できる場所の違い
一方、投資信託は証券会社だけでなく、銀行や郵便局でも購入できます。
ETFと投資信託、それぞれのメリット・デメリット
では、ETFと投資信託、それぞれのメリットとデメリットを比べてみましょう。
ETFのメリット
- 低コスト: 運用コストが低いので、長期投資に向いています。
- リアルタイム取引: 市場の動きを見ながら、好きなタイミングで売買できます。
- 配当金が期待できる: 保有していると、配当金収入を得られる場合があります。
ETFのデメリット
- 単価が高め: 投資信託にくらべると、1件あたりの購入費用が高いです。
- 値動きが大きい: 市場の変動をそのまま反映するので、短期的に激しく値動きすることがあります。
投資信託のメリット
- 商品の多様性: さまざまな投資戦略の商品があります。
- 専門家による運用: プロが銘柄を選んでくれるので、投資の知識が少なくても始められます。
- 少額から始められる: 証券会社によりちがいがありますが、月100円から始められるところもあります。
投資信託のデメリット
ETFと投資信託、どっちを買うべき?
「結局、どっちを選べばいいの?」と思われるかもしれませんね。
でも、投資には絶対の正解がありません。
購入すべき商品は、あなたの投資目的や性格によって、ちがってくるんです。
たとえば、次のような判断ポイントもあります。
- ETFがおすすめな人:
- コストを抑えたい人
- 市場の動きをそのまま追いたい人
- 配当金収入を得たい人
- 投資信託がおすすめな人:
- 専門家に運用を任せたい人
- さまざまな投資戦略を試したい人
- 値動きをあまり気にせず長期で持ちたい人
まとめ
ETFと投資信託は、どちらも魅力的な投資商品です。
ETFは低コストでリアルタイム取引ができる一方、投資信託は商品の多様性と専門家による運用が魅力です。
初心者の方は、まずは少額から始めて、自分に合った投資方法を見つけていくのがいいでしょう。
また、どちらを選んでも、長期的な視点で投資を続けることが大切です。
投資は、奥が深くておもしろい世界です。
自分に合った方法で、投資を楽しみましょう!
私は月3000円のインデックスファンドだけから始めて、今はNISAの積立枠でインデックスファンドを分散買い、成長枠でETFを少し購入しています。
今の買い方の参考になった本は
↓ こちらの2冊でした。
本当に初めてのときは、少額のインデックスファンドで慣れるのもいいかもね!
投資は長い道のりだから、焦らず、着実にいこう!
参考文献:
https://nextfunds.jp/semi/article1-1.html
https://moneiro.jp/media/article/investment-trust-etf
https://liberaluni.com/investment-trusts-etf