ほかの投資方法にも興味があるけれど、金の積立も気になる…という方も多いのではないでしょうか。
この記事では、純金積立の魅力と注意点をわかりやすくお伝えしていきます。
純金積立とは?
純金積立は、その名の通り、純金を少しずつ積み立てていく投資方法です。
毎月決まった金額で純金を購入していくんですね。
取引の形態
純金積立には主に2つの取引形態があります:
多くの純金積立サービスは口座取引形式を採用しています。
これにより、少額から始められ、保管の手間も省けるんですね。
具体的なやり方
毎月きまった金額(1,000円くらい~)で、純金を買っていきます。
証券会社なら、積立設定をすれば、あとはおまかせでOK。
(もちろん、金額の変更や停止も、かんたんにできます。)
金の価格は日々変動しますが、毎月同じ金額で購入することで、平均的な価格で金を手に入れることができます。
これが「ドルコスト平均法」ですね。
純金積立のメリットとデメリット
メリット
- 少額から始められる:多くのサービスで1,000円くらいから始められるので、お小遣いの範囲でも投資できます。
- 安全性が高い:金は、世界中で価値が認められている資産なので、比較的安全な投資先と考えられています。
- インフレへの対策:過去50年間で金価格は約50倍に上昇しており、インフレに強い特性があります。
- 分散投資に最適:株式や債券とは異なる値動きをするため、ポートフォリオの分散に役立ちます。
デメリット
- 値動きが激しい:金の価格は短期的には大きく変動することがあります。
でも、長期的には成長をつづけています。
一時的な値動きに動揺しないようにしましょう。 - 配当がない:株式投資のように定期的な収入は得られません。
- 手数料がかかる:購入時や管理時に手数料が発生します。一般的に2〜3%程度です。
- 換金に時間がかかる:急にお金が必要になっても、現金化に時間がかかる場合があります。
なので、6か月分の生活費程度の余裕資金は、現金の預金としてそなえておきましょう。
純金積立の税金について
金・銀・プラチナを売却すると、利益は譲渡所得となり、確定申告が必要になります。
ただし、5年以上保有すると、課税が軽減されます。
- 譲渡所得として扱われる:年間50万円の特別控除があります。
- 長期保有の優遇措置:5年以上保有してから売却した場合、課税対象となる金額が半分になります。
- 税率:所得税15%、住民税5%の合計20%の税率が適用されます。
また、頻繁に売買を繰り返すと、営利目的とみなされる可能性もあるので注意が必要です。
純金積立はNISAでできるの?
残念ながら、純金積立はNISA(少額投資非課税制度)の対象にはなっていません。
NISAは主に株式や投資信託を対象としており、純金積立には適用されていないのです。
純金積立を始めるには?
- 信頼できる金融機関や貴金属取扱業者を選ぶ:大手銀行や証券会社、専門の貴金属業者などから選びましょう。
- 口座を開設する:多くの場合、オンラインで簡単に開設できます。
- 毎月の積立金額を決める:自分の予算に合わせて、無理のない金額を設定しましょう。
- 定期的に積立を続ける:長期的な視点で継続することが重要です。
まとめ
純金積立は、少額から始められる比較的安全な投資方法です。
ただし、ほかの投資方法と同じように、メリットとデメリットがあります。
自分の目的や状況に合わせて、じっくり検討してみましょう。
投資を始めるときは、まず少額から。
そして、すこしずつ知識と経験を積んでいけば、自分に合った投資方法が見つかるはずです。
私たちの投資生活が、実りおおきものになりますように!
一歩ずつ着実に、がんばりろう!
参考URL:
https://mastory.jp/%E7%B4%94%E9%87%91%E7%A9%8D%E7%AB%8B
https://nanboya.com/gold-kaitori/post/zyunkin-tsumitate-stop/
https://www.rakuten-card.co.jp/minna-money/feature/article_2012_00001/
https://gold.mmc.co.jp/primer/begin/junkin-tsumitate/law-deduction-of-investing-in-gold.html